課題の実施体制

代表機関の九州大学は、主として物理学的視点から多様な観測を行い、国内外の研究機関との調整と全体の総括をするとともに、得られたデータの数値モデルによる解釈を通して、海洋環境変化を予測する。国内参画機関の長崎大学は陸棚域の生物生産性、また富山大学は黒潮起源水と海底湧水の寄与について評価を行う。韓国・中国・台湾の国外参画機関は、各国の経済水域において商船、漂流ブイ等によるモニタリング観測を行い、観測データの共有化を進めるとともに、モデルによる共通理解の構築に参画する。