1.平成10年度支部総会案内
2.平成10年度支部例会開催のお知らせ
3.第10回PAMS/JECSS研究集会講演募集のお知らせ
4.支部会員異動について
1.平成10年度支部総会案内
下記の要領で平成9年度支部総会を開催しますので、ご出席下さい。
1.場所 長崎海洋気象台会議室
2.日時 12月16日(水)
12時から13時
(地区合同シンポジウムの昼食時)
3.議題
1)次期支部役員(支部長、副支部長、幹事)の選出
2)平成11年度事業計画
3)その他
4.報告
1)平成10年度事業報告
2)その他
2.平成10年度支部例会開催のお知らせ
平成10年度支部例会として、海洋気象学会、水産海洋学会と共催して、下記の日程、プログラムで九州沖縄地区合同シンポジウム「九州周辺における沿岸の海洋環境」を開催します。多数の参加をお待ちしています。
コンビーナー: 松野 健(長崎大学水産学部)
岡田良平(長崎海洋気象台)
森永健司(西海区水産研究所)
開催日時:1998年12月16日(水)
開催場所:長崎海洋気象台会議室
あいさつ 9:00−9:10 日本海洋学会西南支部長 茶圓正明
趣旨説明 9:10−9:20 コンビーナー 松野 健
座長 柳 哲雄(九州大学応用力学研究所) 9:20−10:35
1.東シナ海の黒潮流域における水塊と力学構造の変動特性
岡 英太郎(東京大学海洋研究所)
2.東シナ海定線(PN線)における植物色素量
盛山栄一(長崎海洋気象台)
3.定期フェリー観測資料から見た沖縄沿岸域の海面水温変動について
小賀百樹(琉球大学理学部)
休憩 10:35−10:45
座長 市川 洋(鹿児島大学水産学部) 10:45−12:00
4.鹿児島湾の海洋環境 櫻井仁人(鹿児島大学工学部)
5.衛星データと数値計算による鹿児島沿岸海域の流れ解析
○幸野淳一(鹿児島県環境技術協会)
菊川浩行(鹿児島大学水産学部)
6.志布志湾柏原海岸の決壊について 佐藤道郎(鹿児島大学工学部)
昼食(日本海洋学会西南支部総会) 12:00−13:15
座長 渡辺康憲(西海区水産研究所) 13:15−14:30
7.有明海の海洋環境の変化について
山本千裕(福岡県水産海洋技術センター有明海研究所)
8.有明海エスチャリーにおけるニホンスナモグリ個体群の爆発的分布拡大
玉置昭夫(長崎大学水産学部)
9.長崎県周辺海域における長期海洋観測と衛星画像による水温データの利用について
中田 実(長崎県総合水産試験場)
休憩 14:30−14:45
座長 今井正直(長崎海洋気象台) 14:45−16:00
10.夏季の豊後水道における栄養塩の分布特性
中川倫寿(西海区水産研究所)
11.博多湾の塩分・リン・窒素の動態 柳 哲雄(九州大学応用力学研究所)
12.海色センサーADEOS/OCTSで見た九州沿岸環境
石坂丞二(長崎大学水産学部)
司会 コンビーナー 16:00−16:30
13.総合討論
趣 旨
沿岸域は人間の生活、なかでも経済活動を行う場所として重要な役割を果たしており,特に九州周辺の沿岸域は有史以降盛んに利用されてきた.しかし,近年に至って,いくつかの大規模工業団地の開発・整備や都市化の影響の増大に伴い,人間生活を豊かにするはずの沿岸域の開発利用が、人間に甚大な悪影響を及ぼす場合のあることを、水俣の例をひくまでもなく、我々は身を持って体験してきた。また,最近では、市民に身近な自然環境の破壊や環境ホルモンの拡散等が大きな社会問題となっている.このため,環境問題のみならず生活、経済の面で,沿岸域が人間にとってどのような意味を持つのかを改めて検討する必要に我々は迫られている。
沿岸域では、これまで多種多様な調査研究が行われており、大学や官庁、各県の水産試験場などによる調査研究をはじめ、個々の開発行為に対しての環境影響アセスメントが行われている。しかし、現状では,各調査研究の内容と結果の詳細について,広く一般に公開されていないものも多い。現時点で、我々にできることは、沿岸域での複雑かつ多様な海洋現象の本質をより正確に把握する努力を続けること、そして、その現象を理解するために必要な知見と情報とを可能な限り共有することであろう。そこで、本シンポジウムでは,九州周辺各地の沿岸海洋環境の調査研究に関わる知見の交換を通して、社会とのつながりの中で、今後の沿岸海洋研究をどのように進めていくべきかについて議論したいと考えている。
特に,九州周辺の沿岸域の海洋環境に関して、現在どのような問題があるのか、あるいは長期的な定期観測を通じて、どのような変遷が明らかになってきたのか、また人間が手を加えようとしたとき、その後の状況についてどの程度のことまで予測可能なのかなど、さまざまな観点からの話題が提供されることを期待している。
詳しくは日本海洋学会西南支部ホームページ
http://kaimen3.esst.kyushu-u.ac.jp/swb.html をご覧ください。
3.第10回PAMS/JECSS研究集会講演募集について
1997年9月に台北で開催された第9回太平洋アジア縁辺海(Pacific
Asian Marginal Seas: PAMS)/日本海東シナ海研究(Japan
and East China Seas Study: JECSS)集会に引き続く第10回集会が1999年10月7日から9日まで鹿児島で開催されます(大会委員長:前田明夫 鹿児島大学工学部教授)。今回の研究集会は、第5回国際海洋科学シンポジウム「太平洋とそのアジア縁辺海における物理、生物、化学、地質学的過程」として、鹿児島大学と海洋科学振興財団との共催で開催されます。日本、中国(北京、台北)、韓国、米国、その他の諸国から約120名が参加の見込みです。講演を希望する方は3月31日までに下記事務局へ300語以下の英文要旨をe-mail,
Faxまたは郵便でお送り下さい。
詳細はホームページ http://waves.fish.kagoshima-u.ac.jp/pams99/top.htmlをご覧ください。なお、下記にお知らせ戴ければFirst Circularを郵送します。
連絡先:
Prof. Hiroshi Ichikawa
Secretary General, The Tenth PAMS/JECSS Workshop
Faculty of Fisheries, Kagoshima University,
4-50-20, Shimoarata, Kagoshima, 890-0056, Japan
Phone: +81-99-286-4101 (direct call)
Fax: +81-99-286-4015
e-mail: sg.xpams@ocean.fish.kagoshima-u.ac.jp
4.支部会員異動について
本ニュースレターは支部会員、西南地区に登録されている海洋学会会員および西日本海洋調査技術連絡会議会員機関へお送りしています。これまでのニュースレターでは、前号のニュース発行以降の会員の異動をお知らせしていましたが、本号では、都合により掲載しませんので、ご了承下さい。次号に新たな海洋学会員名簿に基づいた支部会員名簿を総会報告とともに配布の予定です。
なお、本支部は西南地区(山口県、九州7県、沖縄県)の海洋学の進歩普及を図ることを目的として海洋学会内に発足した組織ですが、地区内に在住しない方でも、海洋学会員でない方でも入会できます。地区外へ転出される場合、あるいは海洋学会を退会される場合でも支部への加入を継続することが可能です。この際に支部参加を継続する旨を事務局へお知らせ戴ければ、ニュースをお送りします。今後の転勤等に際して、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。
本ニュースレターに関するご意見や投稿したい情報等がありましたら、下記へお知らせ下さい。
日本海洋学会西南支部事務局
鹿児島大学水産学部環境情報科学講座内
〒890 鹿児島市下荒田四丁目50−20
電話:099-286-4101 Fax:099-286-4015
e-mail: ichikawa@zero.fish.kagoshima-u.ac.jp
日本海洋学会西南支部ホームページ
http://kaimen3.esst.kyushu-u.ac.jp/swb.html