2004年度支部例会として、海洋気象学会、水産海洋学会、長崎大学水産学部と共
催して以下のとおり、九州沖縄地区合同シンポジウムを開催します。

九州沖縄地区合同シンポジウム
「九州沿岸域の赤潮と貧酸素化の現状」
【日時】2004年12月9日(木）10:00-17:00
【場所】長崎大学水産学部
【コンビーナー】石坂丞二・中田英昭(長崎大学水産学部)・高柳和史(西海区水産研究所)・神谷ひとみ(長崎海洋気象台)
【参加登録料】無料

趣旨：　
九州域では大村湾を始めとして多くの湾で６０−７０年代から赤潮および貧酸素化の被害が頻繁に報告され，現在でも問題となっている。さらに最近は，以前赤潮、貧酸素があまり見られなかった有明海でもその発生が頻繁に報告されるようになってきた。今回のシンポジウムでは，九州域での赤潮と貧酸素化に関して，これまでの研究をまとめるとともに，現在および今後の取り組み方に関して議論を行いたい。

10:00−　　 挨拶

10:05−10:50 招待講演：九州海域における赤潮発生状況　
板倉　茂・渡辺康憲　（瀬戸内区水研）

10:50−11:20 有明海の基礎生産構造
清本容子（水研セ・西海水研）・横内克巳（水産庁）・田中勝久・木元克則（水研セ・西海水研）・熊谷香（福岡水産有明研）・梅田智樹（佐賀有明水振セ）・山本憲一（長崎水試）・黒木善之（熊本水研セ）

11:20−11:50 有明海の衛星クロロフィルと河川流量の関係　
石坂丞二・尾崎加奈子（長崎大水産）・万田篤昌・東家康晴（長崎大生産）・田中明彦・佐々木宏明（長崎県産業振興財団）

昼食

13:00−13:30 有明海に出現する浮遊物質について 　
石田　宏一（玉名地区ノリ養殖指導員）

13:30−14:00 有明海湾奥部における貧酸素水塊の動態　
木元克則・田中勝久（水研セ・西海水研）

14:00−14:30 諫早湾における貧酸素水塊の発生について　
山本憲一・藤井明彦（長崎水試）・渡邊康憲（瀬戸内水研）

14:30−15:00 乱流エネルギー逸散率（ε）の計測に基づいた有明海底層における溶存酸素変化量の見積もり　
梅田　隆史・浜田　晃規（九大院総理工）・松野　健（九大応力研）

15:30−16:00 有明海北部海域の夏季洪水期における再懸濁と低酸素化−流動変動に伴う濁度・DOの変動過程−　
安田秀一(水大校)・松永信博・徳永貴久・阿部 淳(九大院総理工)・ 高島創太郎(国土環境(株))・鬼塚 剛(水大校)

16:00−16:30 大村湾底層における貧酸素水塊の季節的・経年的動態
中田英昭（長大水）・山田知代・宮田武史（長大院・生産）・山砥稔文（長崎水試）

16:30−17:00 討論