■「風レンズ技術とレンズ風車」の九州大学 風工学分野

  九州大学 応用力学研究所 新エネルギー力学部門 風工学分野の研究室では、物体の周りの流れによって発生する「渦」に注目してきました。一般的に流体中(風や水流など)に置かれる機械は この渦を極力発生しない形状を目指して流線型にデザインされます。私たちはこの渦を逆手に取った新しい発想で「風レンズ技術」や「レンズ風車」を開発しました。これらの技術は 構造強度や安全性なども含めて現在小型、中型風車として実用段階へ入ってきました。
浮体式ファームの詳細説明RIAM-CONPACT社のサイトへマルチ風車の詳細説明ウィンドソーラータワーの詳細説明 レンズ風車の詳細説明

■様々な流れの研究

  風レンズを生み出した背景には風工学研究室の様々な流れに対する研究の歴史があります。地表に近い大気に現れる風(大気境界層)の動き、波の発生、および乱流の輸送拡散現象の基本過程を調べ、 大気環境の調和と保全、ならびに風力エネルギーの有効利用に関する研究を行なっています。

  また、非流線型の物体(ブラフボディー)周りの流れ、長大構造物などの耐風特性やフラッタに関する研究も行ってきました。さらに市街地や複雑地形の風況パターンについて検討し、周辺風環境、強風災害対策などを 包含した総合的な風環境予測法の確立を、室内実験(水槽および風洞)、数値計算(RIAM-COMPACT®)により行なっています。

風工学チラシ画像
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風工学パンフ画像
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■注目のトピック

[NEW!!  2015/5/1]
今年も九州大学のオープンキャンパスが5月9日(土)に行われます。風工学研究室も筑紫キャンパスにて温度成層風洞や大型風洞でデモンストレーションなどを予定しています。ぜひ足をお運びください。
過去に行われた風洞内のグライダー浮遊の様子1 >>
過去に行われた風洞内のグライダー浮遊の様子2 >>
過去に行われた風洞内のグライダー浮遊の様子3 >>


[2014/12/25]
応用力学研究所の屋外にウインドソーラータワー(タワー高さ10m)の実験モデルが設置されました。
詳しい実験の様子はこちらから >>


[2013/3/31]
考古学の分野に「風況シミュレーション」を盛り込む視点でRKBが制作した番組「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」が第54回科学技術映像祭という番組コンクールで「文部科学大臣賞」を受賞しました!当研究室の内田准教授がRIAM-COMPACT®を用いたシミュレーションで協力しています。
プレスリリースはこちらから >>


[2012/7/23]
当研究室で開発されたレンズ風車を一般に普及させるため、(株)リアムウインド(RIAMWIND) が設立されました。
(株)RIAMWINDのホームページはこちらから >>


2012年9月にNHK開発のロボットカメラシステム、通称「ロボカメ」に当研究室で開発された1kWレンズ風車が利用されました。宮城県仙台市の南「鳥の海」の屋上に設置されています。
詳しくはこちらから >>


風レンズプロジェクトを数年追ってきた、RKBの今林ディレクターの番組「風を集めて」が全国科学報道番組で、文部科学大臣賞を受賞しました!
2012年4月20日に授賞式があり、そして2012年5月27日、NHKEテレで全国放送されました。内容は、レンズ風車が生まれて、数々のプロジェクトにつながる展開を紹介しています。


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ohya@riam.kyushu-u.ac.jp