■「風レンズ技術とレンズ風車」の九州大学 風工学分野

  九州大学 応用力学研究所 新エネルギー力学部門 風工学分野の研究室では、物体の周りの流れによって発生する「渦」に注目してきました。一般的に流体中(風や水流など)に置かれる機械は この渦を極力発生しない形状を目指して流線型にデザインされます。私たちはこの渦を逆手に取った新しい発想で「風レンズ技術」や「レンズ風車」を開発しました。これらの技術は 構造強度や安全性なども含めて現在小型、中型風車として実用段階へ入ってきました。
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■様々な流れの研究

  風レンズを生み出した背景には風工学研究室の様々な流れに対する研究の歴史があります。地表に近い大気に現れる風(大気境界層)の動き、波の発生、および乱流の輸送拡散現象の基本過程を調べ、 大気環境の調和と保全、ならびに風力エネルギーの有効利用に関する研究を行なっています。

  また、非流線型の物体(ブラフボディー)周りの流れ、長大構造物などの耐風特性やフラッタに関する研究も行ってきました。さらに市街地や複雑地形の風況パターンについて検討し、周辺風環境、強風災害対策などを 包含した総合的な風環境予測法の確立を、室内実験(水槽および風洞)、数値計算(RIAM-COMPACT®)により行なっています。

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