1999年2月11日作成
応用力学研究所所報の原稿作成指針
注1) 殆ど同じですが、日本語論文用、英語論文用の作成指針があります。
この作成指針は英語論文用です。
1.はじめに
 1999年度から、従来の応用力学研究所所報と欧文報告を合体させ、日本語論文と英語論文混載の、新しいReports of Research Institute for Applied Mechanics (応用力学研究所所報 )としてスタートします。
 また論文原稿は、すべてカメラレディ原稿として提出して頂くことになりましたので、ここに「作成指針」を書いておきます。参考にして、原稿の体裁の統一にご協力下さるようお願い致します。

2.テンプレートの提供

  1. 学術論文作成に適したソフトとして知られている TeX が使える環境にあるなら、Anonymous FTP サイトにテンプレートが用意されていますので是非お使い下さい。テンプレートは日本語論文用英語論文用に分かれています。それぞれ数個のファイルから構成されていますが、readme.txt ファイルに簡単な使用法などが書いてありますので、まずお読みください。

  2. ワープロソフトとして知られている Microsoft WORD で論文を書くことに慣れている人のためにもテンプレートが用意されております。やはり、日本語論文用英語論文用がありますので、目的に応じて取得し、サンプルファイルに習って原稿を作成して下さい。

3.論文体裁の一般的記述(英語論文用)
 上記のテンプレートを使う場合には、論文の体裁は、ほぼ自動的に決めてくれますので、配置やフォントの大きさなどを気にする必要はないはずです。しかし、自分の好みのワープロソフト等を使う場合には、下記の内容に従って、極力、論文の体裁を合わせて下さい。さもないと、所報の品質を著しく落とすことになり、場合によっては、原稿は受け付けられませんので、ご協力下さい。
 TeX による プリントアウトのサンプルが、PDF ファイルとして用意されています。それを是非参照しながら論文の体裁を確認してください。

1) 紙のサイズは A4 とする。
2) 印字範囲は、横×縦 = 165mm×240mm とする。
3) 上記印字範囲の上部にヘッダを付ける。 紙の上端より 23mm 下に 165mm 幅の横線(下線)を引き、そのすぐ上に次の内容を 9pt のフォントで書く。
  • 第1ページ目は左詰めで、「Reports of Research Institute for Applied Mechanics No.117 (131-135) September 1999」のように書く。また右端にページ番号(この例では 131 )を書くが、不明な個所は空欄のままで良い。提出資料に従って図書出版委員会が作る。
  • 第2ページ目以降の偶数ページには、左端にページ番号を、また「著者名:論文タイトル」をセンタリングして入れる。著者名が3人以上のときは、2人までとし、「et al.」を付ける。 また、タイトルが長すぎる時にはヘッダとして入る程度に短くすること。 例としては、Kashiwagi, Ohkusu et al.: Hierarchical Interaction Theory for a Great Number of Columns
  • 第3ページ目以降の奇数ページには、ページ番号を右端に、また「Reports of Research Institute for Applied Mechanics No.117 September 1999」の内容をセンタリングして入れる。もちろん、号数、発行年月は必要に応じて変えることになる。
4) 第1ページ目に書くタイトル部分は、1段組とし、内容・順番は下記のとおりである。
  1. 論文タイトル( 17pt、ボールド体)
  2. 著者名( 12pt )、所属は右肩に記号( *1, *2, のように)を付け、 それに対応する内容は、左下の脚注に書く。著者と著者の間はカンマで区切るが、最後はカンマではなく、and で区切る。著者名が2行以上に渡る場合は、1行目を2行目より長くする。
  3. 論文受理日( 10pt )、例としては、(Received October 30, 1998)
  4. Abstract( 9pt、ボールド体)のタイトル(センタリング)と 英文(幅 150mm, 9pt, 行間 4mm)
  5. Key words : ( 9pt、ボールド体)のタイトルとそれに続く数個の キーワード( 9pt )をカンマで区切って書く。
5) 脚注に書く所属は、8pt を使い、その人の所属大学(会社)名、部局名とする。職種は書かない。例としては、
*1Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University
*2Faculty of Engineering, University of Tokyo
6) 第1章から後は、原則として2段組とする。段組間のスペースは、8mm、文字の大きさを 9pt、行間は 4.5mm とする。
7) 段落のはじめのインデントは 15pt 分とする。
8) セクションのタイトルは 12pt でボールド、サブセクションのタイトルは 10pt のボールド体とする。またセクション番号の付け方は通し番号とし、例として、1. Introduction 2.1 Diffraction problem 3.2.1 Numerical convergence などとする。
9) 参考文献の引用は、末尾に付ける参考文献リストの通し番号で行い、右肩に文献番号+片カッコで書く。
10) 参考文献リストは、まずセンタリング、見出し番号なし(12pt、ボールド体)で「References」と書き、
1)Kashiwagi, M.:Nonlinear Calculation of Body Motion, J. of Ship Research, Vol.28, No.4, (1998) 113 - 124
2)Kashiwagi, M. and Ohkusu, M.: Hydroelastic Response of a Very Large Floating Structure in Waves, J. Marine Science and Technology, Vol.3, (1998) 37-49
などのように書くこと。
11) 数式番号は通し番号とし、式はセンタリング、式番号は右端に (12) のように入れる。
12) 図も通し番号とし、Fig. 1 Computed results ...のように入れる。
13) 表も図とは別の通し番号とし、表の上部に Table 1 Parameters in ...のように入れる。
14) 付録がある時には、参考文献の後に置く。まずセンタリング、見出し番号なし( 12pt、ボールド体)で「Appendix」と書き、式番号は (A1), (A2) のように A を付ける。表、図のタイトルにも同様に Fig. A1, Table A1 とする。セクションをつける場合には、A1. Derivation of .... のように、 やはり A をつけること。
4.おわりに
 所報のカメラレディ化を軌道に乗せるためには、皆さんの出してくれる原稿の体裁が統一されているかどうかが重要なポイントです。作成指針を文章で書いてもなかなか分かりづらいものです。是非サンプルを見ながら調整してください。サンプルが手に入らない場合には、図書出版委員会の担当者に連絡下さい。また、テンプレートが使える環境なら、是非テンプレートを使って下さい。その際、不具合や、使い勝手に関してのご意見などがありましたら、必ず図書出版委員会までご連絡下さい。
文責:1998年度図書出版委員会

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