九州大学応用力学研究所(国際)研究集会
「水波と浮体の相互干渉に関する力学」のご案内


 拝啓、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、今年度も九州大学応用力学研究所の全国共同利用事業の一環として、下記の研究集会を計画しております。是非多数の方(特に若手の方)のご参加と話題提供をお待ちしております。

研究集会名 水波と浮体の相互干渉に関する力学
代表者 高木 健(大阪大学大学院工学研究科助教授)
日  時 平成17年10月14日(金),15日(土)
場  所 九州大学応用力学研究所西館6階W606号室または本館2階大会議室
(福岡県春日市春日公園6−1)  Home Page URL( http://www.riam.kyushu-u.ac.jp/)
目  的 船舶や海洋構造物周りのいわゆる自由表面流体力学では、水波と浮体の相互干渉を知ることが重要である。この問題に対するアプローチとして大別すると、数理解析、数値解析、実験解析の3者が考えられる。近年、数値計算技術の発達に伴い、特に若手の研究者は大規模な数値計算を実施して目覚しい成果を挙げている。しかし本来、水波と浮体の干渉問題では数理解析によるアプローチが上手くいく場合が多いことが知られており、従来の研究では数理解析によって多くの成果が得られている。実験解析はこれらの2つのアプローチに対して相補的に行われ、この分野の健全な発展のためにはこの3者が調和して発展することが望まれている。応用力学研究所では,従来から水波の非線形問題,水波と浮体の相互作用を得意分野として研究を行っており、平成13,14年度には「自由表面流体力学に関する数理解析」を、15、16年度には「浮体の流体力学に関する数理解析」を主催した。これらの研究集会ではテーマを数理解析に絞って一定の成果を得た。昨年度の研究集会の参加者からは本年度も研究集会開催を望む声が大であったので、本年度も引き続き応用力学研究所で研究集会を開催することを企画した。しかし、若手研究者のなかには数値解析を中心にしている研究者も多いため、これらの若手研究者にも参加してもらい、数理解析で得られた知識を数値解析に活かすような討議が行えるよう、今年度はテーマを数理解析に限定せずに、数値解析、実験解析をも含む研究集会を目標として計画した。ただし、従来の研究集会で採用していた少数の専門家による集中的な討議は好評であったので、集会の規模などはそのままとし、最近の研究成果のReview、進行中の研究の情報交換などを通して、今後の研究進展の方向や課題などに関して緊密な討議を行うことを目的とする。

講演申し込み要領

原則として電子メールにて下記の内容をお知らせ下さい。 (郵送、FAXでも可能です)
1)講演題目
2)講演者氏名(原則として全員が話題提供(長さ,完成度は問わない)することとします。)
3)所属、連絡先
4)職名(学生の場合には学年)
5)電話番号、FAX番号、電子メールアドレス
6)旅費の希望の有無
希望人数によっては調整させて頂くことになる可能性もあります。
7)PC Projector以外の機器が必要な場合にはその内容
8)その他の要望事項(講演日時など)
申し込み締め切り 平成17年10月7日(金曜日)
申し込み先柏 木  正
〒816-8580 福岡県春日市春日公園6−1 九州大学応用力学研究所
TEL: 092-583-7747
FAX: 092-592-4832 または 092-583-7754
E-mail: kashi@riam.kyushu-u.ac.jp

応用力学研究所から歩いて10分のところに,比較的安く泊まれるウィークリーマンションがあります。申し込み時に「宿泊希望」の意思表示をして頂ければ,予約を代行いたします。
また、まだ未定ですが、今回は海外の数名の研究者にも声を掛けておりますので、国際研究集会となる可能性があります。その際には、講演を英語で行って頂くことになりますが、詳細は確定次第ご連絡致します。