The Japanese Reanalysis for Aerosol (JRAero) は、気象庁気象研究所と九州大学応用力学研究所で開発されたエアロゾルの４次元全球データセットです。
2019年まで２年間の延長を行いました!

• 期間：2011年1月ー2019年12月まで (2年間延長しました！)
• プロダクト時間分解能：６時間
• プロダクト空間分解能：約1.1° × 1.1° (TL159: 320 × 160 格子点)
• プロダクト変数（２次元変数）
  • エアロゾル光学的厚さ（全エアロゾル、ダスト、海塩、BC、OC、硫酸塩）
  • 地上付近PM2.5およびPM10濃度 [μg/m3]
  • 湿性、乾性沈着フラックス（ダスト、海塩、BC、OC、硫酸塩）[kg/m2/s]
  • (下向き長波および短波放射 [w/m2]; オプション)
  • (ダストおよび海塩発生フラックス [kg/m2/s]; オプション)
• プロダクト変数（３次元変数）
  • 消散係数（全エアロゾル、ダスト、海塩、BC、OC、硫酸塩）[1/km]
  • 重量混合比（ダスト、海塩、BC、OC、硫酸塩） [kg/kg-air]

JRAeroは研究および教育目的に限りご利用いただけます。次のメールにコンタクトください (jraero (AT) mri-jma.go.jp).

JRAeroアトラスでは、JRAeroプロダクトから作成されたエアロゾル分布（エアロゾル光学的厚さやPM2.5濃度、ダスト沈着量など）の図を表示させることができます。

JRAeroの詳細については以下の論文を参照してください。

Yumimoto, K., Tanaka, T. Y., Oshima, N., and Maki, T.: JRAero: the Japanese Reanalysis for Aerosol v1.0, Geosci. Model Dev., 10, 3225-3253, doi:10.5194/gmd-10-3225-2017, 2017.

JRAeroを利用した研究成果のコピーや得られた知見や提案等をJRAero開発者 (jraero AT mri-jma.go.jp) にお送り頂けると大変助かります。

Adebiyi, A. A., Kok, J. F., Wang, Y., Ito, A., Ridley, D. A., Nabat, P. and Zhao, C.: Dust Constraints from joint Observational-Modelling-experiMental analysis (DustCOMM): Comparison with measurements and model simulations, Atmos. Chem. Phys., 20(2), 829–863, doi:10.5194/acp-20-829-2020, 2020.

環境・応用気象研究部 , 気象研究所

大気環境モデリング分野 , 応用力学研究所, 九州大学