九州大学 応用力学研究所
海洋動態解析分野(海洋循環研究室)
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概要

2000年末に海苔の不作問題が大きな問題となり、諫早干拓の影響が取りざたされるようになりました。その後有明海の環境変化に関しては様々な機関が研究に取り組み始めていますが、干拓などの影響評価に目が向いて、基礎的なプロセス研究が充分でないままに個々の事象を定性的あるいは恣意的に関連づけるだけに終わっている面も多いと考えられます。

生物が大きな役割を果たしているので解釈が複雑になりますが、物理面に限っても不明確な点は決して少なくありません。例えば、潮汐の振幅の減少が鉛直混合を弱め、成層を強めることによって生物環境に影響を与えている可能性についても、定量的な議論がなされているわけではありません。

私たちの研究室では、主に有明海の鉛直混合過程に注目して研究を進めています。
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