大気中のPM2.5などの微粒子(エアロゾル)や、光化学オキシダントであるオゾンなどの微量気体は、大気汚染物質であると同時に気候変動を引き起こす物質であり、短寿命気候強制因子と呼ばれています。それらの気温や降水量などへの影響について、自ら開発を進めてきた気候モデルを用いて、組成ごと・地域ごとに定量的に評価する研究を推進しています。気候モデルにおいて不確実性の高いエアロゾルに依存する雲・降水過程の精緻化を図りつつ、また、近年顕在化している極端な気温や降水などの災害に対する短寿命気候強制因子の影響の定量的理解も目指します。
ニュース
2024.03.31
本研究プロジェクトの研究期間が終了しました。
2024.03.28
本研究プロジェクトの研究会を開催しました。
2022.03.01
本研究プロジェクトの研究会を開催しました。
2021.04.06
研究代表者の竹村が科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞しました。受賞業績は「エアロゾルの気候変動と大気環境への影響の定量化の研究」です。
2021.01.28
本研究プロジェクトの研究会を開催しました。
2020.12.10
研究代表者の竹村が筆頭著者の査読論文「Return to different climate states by reducing sulphate aerosols under future CO2 concentrations」がScientific Reportsに掲載されたことに伴い、プレスリリースしました。大気汚染対策により硫酸塩エアロゾルを減少させた場合の地上気温変化がCO2 濃度に大きく依存することを明示しました。
2020.11.18
研究代表者の竹村教授(九州大学)および研究分担者の須藤教授(名古屋大学)が Highly Cited Researchers 2020 (高被引用論文著者)に選出されました。Highly Cited Researchersは、研究分野ごとに引用された回数の多い論文の著者を世界で影響力のある科学者として選出するものです。2人とも複数分野での業績を合算して評価されたCross-Field(クロスフィールド)における選出です。
2020.05.20
本研究プロジェクトで活躍して頂く研究員を募集します(所属機関:東京大学)。 → 締め切りました。
2020.02.20
本研究プロジェクトの研究会を開催しました。
2019.11.19
研究代表者の竹村教授(九州大学)および研究分担者の須藤教授(名古屋大学)が Highly Cited Researchers 2019 (高被引用論文著者)に選出されました。Highly Cited Researchersは、研究分野ごとに引用された回数の多い論文の著者を世界で影響力のある科学者として選出するものです。2人とも複数分野での業績を合算して評価されたCross-Field(クロスフィールド)における選出です。
2019.10.19
本研究プロジェクトで活躍して頂く研究員を募集します(所属機関:名古屋大学)。 → 締め切りました。
2019.07.05
本研究プロジェクトで活躍して頂く研究員を募集します(所属機関:九州大学)。 → 締め切りました。
2019.06.26
本研究プロジェクトが始動しました。