About
分野融合室の目的
応用力学研究所は、流体、固体、プラズマ、数理、計算科学など、多様な専門分野を基盤とする複数の部門・センターから構成されています。これらの研究組織は、それぞれが高度な専門性を有し、エネルギー、防災、環境、先端材料、宇宙・核融合など、幅広い社会課題に対して独自のアプローチで研究を進めてきました。 一方で、現代の社会課題はますます複雑化・高度化しており、単一分野や単一組織の知見だけでは十分に解決できない問題が増えています。応用力学研究所が有する多様な研究分野や手法を横断的に結び付けることで、はじめて見えてくる課題設定や、新たな解決の道筋が存在します。 分野融合室は、このような背景のもとに2023年12月に設立されました。研究所内に点在する部門・センターの研究を「分野横断」「手法横断」「視点横断」でつなぎ直し、個々の研究成果を超えた、より高次の社会課題解決へと発展させることを目的としています。
分野融合室では、
- 異なる部門・センターの研究テーマや技術の可視化
- 分野を越えた課題設定・研究シナリオの創出
- 新しい学際・融合研究の芽(研究シーズ)の発掘
- AIやデータ駆動型手法を活用した研究知の再編・接続
といった活動を通じて、研究所全体の知的資産を有機的に結び付ける役割を担います。 私たちは、特定の分野やテーマを前提とするのではなく、「応用力学研究所に集積された多様な知が、どのように組み合わされれば社会に新しい価値を生み出せるのか」を常に問い続けます。分野融合室は、研究所内外の研究者・技術者・社会との接点となり、応用力学研究所ならではの融合研究を創出するためのハブとして機能していきます。