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九州大学応用力学研究所 気候変動科学分野 へは、九州大学大学院総合理工学府 地球環境理工学メジャー 所属の大学院生が入ることが可能です。気候変動科学分野 では、社会的に広く関心が持たれている代表的な環境問題である気候変動と大気汚染の両方に関わる研究を行っています。主にコンピュータシミュレーションやデータ解析による研究を進めていますが、コンピュータの操作やプログラミングはあくまでも道具なので、入学後に身につけることができます。入学後は、修士課程修了後に就職する学生であっても、国際学術誌へ投稿できるレベルを目指して研究に取り組み、自身の研究内容について学会発表します。大学院時代に経験した研究活動は、どのような職に就いてもきっと役に立つはずです。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のLead Authorを務めたり、Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)に選出されたり、国内の報道機関へPM2.5予測情報を提供したりするなど、国内外で精力的に研究活動・社会貢献活動をしている 気候変動科学分野 の教員とともに、研究をしてみませんか。

入試情報

修士課程への入学試験は、7月に行われます。また、12月に行われる2次募集でも、修士課程への入学を希望する学生を募集することがあります。博士課程へ入学する学生も募集しています。募集要項は、九州大学大学院総合理工学府 のページをご覧ください。大学院入試の募集要項公開前に教員とコンタクトをとって、入学後の研究内容について相談しておくことが望ましいです。少なくとも、願書受付開始前には教員と相談してください。例年5月には、九州大学筑紫地区オープンキャンパス が開催され、スタッフや大学院生が研究内容を紹介します。

修了生の学位論文

博士課程

2017(平成29)年度
  • 道端 拓朗「Development of a novel scheme for cloud and precipitation in a global aerosol-climate model with satellite observations(衛星観測データを活用した全球エアロゾル気候モデルにおける新しい雲・降水スキームの開発)」[期間短縮]

修士課程

2022(令和4)年度
  • 園田 朱加「森林火災起源エアロゾルによる地域規模の気候影響評価」
  • 山口 拓真「静止気象観測衛星搭載の近赤外線バンドを用いた巻雲マスクの開発とその検証」
2021(令和3)年度
  • 織田 雄大「気候モデルへの対流圏主要エアロゾルの2モーメントビン法の導入」
2020(令和2)年度
  • 日下部 佑樹「硫酸塩エアロゾルによる北大西洋表層の温度変化に関する研究」
  • 小林 健太「対流圏界面付近の力学場が熱帯低気圧に与える影響の評価」
  • 平田 智暉「数値気候モデルに適用するレジーム依存の降水生成スキームの開発」
2018(平成30)年度
  • 外薗 健正「気候モデルを用いたエアロゾルの上部対流圏・下部成層圏への輸送および大気放射への影響に関する研究」
  • 本田 照裕「GOSAT TANSO-FTS TIRにより導出された二酸化炭素濃度の上部対流圏および下部成層圏の変動解析」
2017(平成29)年度
  • 川原 駿祐「森林火災起源エアロゾルの年々変動に伴う気候変動に関する研究」
2014(平成26)年度
  • 道端 拓朗「Evaluation of micro- and macro-physical processes for warm rain in the aerosol-climate model with satellite observations(衛星観測データを活用したエアロゾル気候モデルにおける暖かい雨の物理過程の評価)」

修士課程(旧研究室)

2013(平成25)年度
  • 大塚 夏子「数値モデルを用いた海洋起源有機エアロゾルの気候影響に関する研究」
2012(平成24)年度
  • 山口 慶人「全球エアロゾルモデルに適用するビン法モデルの開発」
2011(平成23)年度
  • 森 寛子「全球気候モデルを用いたエアロゾルによる雲の変動に関する研究」
2009(平成21)年度
  • 古賀 正憲「航空機排出エアロゾルの気候への影響に関する研究」
2008(平成20)年度
  • 篠原 卓「衛星データを利用した森林火災起源エアロゾル排出量の推定及び全球エアロゾルモデルによるシミュレーション」
  • 宮本 明「全球気候モデルを用いた雲・降水に対するエアロゾル・氷雲相互作用の効果に関する研究」
2007(平成19)年度
  • 内田 智恵「全球エアロゾルモデルを用いたエアロゾル準直接効果に関する研究」
  • 小糸 竜太「気象要素の日変化に対する人為起源エアロゾルの影響に関する研究」
2006(平成18)年度
  • 江頭 未央「数値モデルを用いた最終氷期極大期 (LGM) におけるダストの全球分布および気候影響に関する研究」
  • 松澤 佳奈子「全球気候モデルを用いたエアロゾルと氷雲の相互作用に関する研究」

その他の過去に所属した学生

博士課程

山本 麻理子(社会人)
山口 慶人(単位取得)

修士課程

村瀬 蓮一

修了生の就職先

博士課程

  • NTTデータ関西

修士課程

  • NECシステムテクノロジー
  • NTTコミュニケーションズ
  • NTTデータ
  • NTT西日本
  • アドソル日進
  • アビームコンサルティング
  • 大分キャノンマテリアル
  • 気象庁
  • 東洋ガラス
  • 日産自動車
  • 日本交通
  • 日本車輌製造
  • 富士通
  • 富士通エフ・アイ・ピー
  • マツダ
  • 三菱重工業
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