乱流がもたらすトーラスプラズマの非線形的ふるまいを研究している。中心部の圧力変化が伝わる様子をシミュレーションし、統計的解析手法を適用することで、乱流による加速や応答の時間遅れの機構を明らかにした。
磁場閉じ込め核融合プラズマの乱流がつくる「構造」の形成機構を探る研究を行っている。プラズマ乱流シミュレーションとその乱流場を「計測」するモジュールを組み合わせた「乱流計測シミュレータ」の開発を行っている。
核融合研NIFS NEWSにわかりやすく説明した記事が載っています。円筒形直線型というシンプルな磁場形状のもと乱流構造形成の素過程を探る研究を行っている。Numerical Linear Deviceを開発して抵抗性ドリフト波乱流のシミュレーションを行い、帯状流とストリーマが選択的に形成される様子を明らかにした。
プラズマ端近傍の輸送障壁における二次元電場構造を解析した。Hモードのような大きなポロイダル流が存在する場合、ポロイダル方向にショック状不均一構造が形成される。径方向の対流的粒子束(ピンチ速度~1m/s以上)が生じ、L/H遷移時の早い密度ペデスタル形成の要因となり得ることを明らかにした。
製作中...
九州大学 応用力学研究所
〒816-8580
福岡県春日市春日公園6−1